新形式TOEIC問題集の難易度比較_1
新形式TOEICに対応した問題集の難易度を比較してみた。
使用した問題集は、こちら。
もくじ
使用した問題集一覧
TOEIC Test(トーイック・テスト)プラス・マガジン 2016年09月号
使用した問題集のくわしい内容と感想
難易度マトリクス
上記問題集を実際にやってみた結果、リスニング/リーディングそれぞれの正答率を元に、難易度を表すと(正答率が低かった=難易度が高い)、こんな感じ。
※横軸がリスニングの難易度、縦軸がリーディングの難易度。1冊の問題集にテスト2回分あるものは、それぞれ別個に表記。
正答率一覧表
実際の正答率(%)は、こちら。テストを実施した順に記載。赤字は、リスニング/リーディングで最も難易度が高かった(正答率が残念だった)もの。
※私個人の正答率です。
難易度チャンピオンは?
- リスニングの難易度が最も高かったのは『TOEIC(R)テスト 完全教本 新形式問題対応』。
- リーディングの難易度が最も高かったのは、『TOEIC Test(トーイック・テスト)プラス・マガジン 2016年09月号 』。
参考スコア
上記の問題集を使って準備した上で受けた、本番のTOEICテスト(第213回・2016/9/25)の結果は、Total:865(Listning:465/Reading:400)だった。
ちなみに私は、昭和の英語教育を受けてきて、日常的に英語を使う機会もなく、実運用能力が乏しいタイプ。
特に苦手なのは、イギリス英語・オーストラリア英語の聞き取り、句動詞の用法(リスニング・リーディングとも)、長文読解のスピード。
本番テストの結果を踏まえての感想
公式問題集『TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編』は、その他の問題集にくらべると、難易度はそれほど高くなかった印象。
個人的要望として、解説をもう少し増やしてくれると(特に文法に関して)いいのにな、と思う。
とはいえ、やはり本家本元の問題集は、必須なのだった。
今回、新形式テストに初チャレンジだったこともあり、公式問題集をやらない、という選択肢はなかった。
実際、本番テストを受けてみて、その重要性を実感。
特に重要なポイントとして、リスニングパートに登場する『声』が、TOEIC公式ナレーターなので、聞きなれておくと、本番のテストでの負担がだいぶ違うように思う。
(初めて聞く内容でも、聞き覚えのある声の方が聞き取りやすい)
【追記】公式問題集1・2・3の難易度と感想はこちら
公式じゃない問題集たちは、単に難しい・やさしいというよりは、それぞれ個性があった。
実際にやってみて、つまずき・反省を元に、各問題集のおすすめの利用法をあげるとすれば、
◆直前対策におすすめ『TOEIC TEST 模試特急 新形式対策』
ポイント: 一見簡単そうでいて、ひっかけ問題にばっちり引っかかってしまった。この問題集は、直前対策としてすごくいいと思う。間違えやすいポイントがしっかり解説されているし、本がコンパクトなので、模擬問題をやった後、持ち歩いて復習できる。
それと、採点結果の正答率が、本番テストでのスコアに一番近かったので、実力を確認するのにもいいかも。
◆武者修行としておすすめ『TOEIC(R)テスト 完全教本 新形式問題対応』
ポイント: リスニングの難易度が高かった。TOEIC本番の直前にやったため、正答率の残念度合いに、精神的にがっくりきた。が、厳しいだけに、勉強になる内容だったので、手強い問題集ほど、先にやっておくべきだと思った。
このくらい負荷高めの問題で修行を重ねておくと、TOEICのスコアのみならず、英語力が底上げできそう。
◆定期的なトレーニングには『TOEIC Test(トーイック・テスト)プラス・マガジン 2016年09月号』
ポイント: リーディングの難易度チャンピオンだった。新形式TOEICの模試として、いちばん最初にやったのがこれだったので、テストそのものにもたついた、ということもあるけど、今見直してみてもやはり、難易度高いと思う。
具体的には、消去法で回答を選ばなければならない問題とか、複数の文書を見ながら、日数を逆算したり、変更を加味したりする必要がある問題がけっこうあったので、必要な情報を追うのに時間がかかり、早とちりも多かった。
リスニング問題の方では、ホテル客とフロント係の電話のやりとりがあり、お客さんがかなり激しい口調で怒りだしたので、驚いた。こういうパターンにも慣れておいた方がいいのかもしれない。
この雑誌は隔月発行で、毎号、TOEIC模試1回分つき。リスニングでは、個人的に苦手なイギリス英語・オーストラリア英語が多めに入っているので、貴重な教材。オンラインでのTOEIC模試(ハーフセット)他、トレーニングプログラムも使える。
TOEICに限らず、ライティング講座とか、英語学習全般に関する特集記事が充実しているので、おすすめ。
↓最新号はこちら
TOEIC Test(トーイック・テスト)プラス・マガジン 2019年1月号【電子版付き】
- 作者: TOEIC Testプラス・マガジン編集部
- 出版社/メーカー: リント
- 発売日: 2018/12/06
- メディア: 雑誌
ひきつづき
このところ、正直ちょっと英語の勉強、油断ぎみ。
問題集も、本番テスト直前にあわててガーッとやると、やりっぱなしで解説をしっかり勉強するところまでいけなくてもったいないので、日々、着実に勉強することを心がけたい。
難易度比較・続編はこちら
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