らーめんてーぶる

Lamentable(残念な、ひどい)な英語からの脱却を目指して、地味に奮闘中。NHKラジオ講座、TOEIC、1000時間ヒアリングマラソンの学習記録と感想のブログ

広告


NHKラジオ講座2018春のリニューアルについて思うこと

NHKラジオ英語講座の新年度(2018年4月~)リニューアルについて、注目ポイントと個人的所感。

 

NHKと英語

まず、NHK英語講座全体の方向性としては、

増え続ける訪日外国人とのコミュニケーションを円滑にし、2020年以降の日本を背負う子どもたちを意識した番組群です。

NHK英語テキスト2018 フル活用BOOK | ActiBook

とのこと。「子どもたちを意識した」というのは、具体的には、

  • 基礎英語0(ゼロ)』という小学生向けの番組ができる
  • ラジオ英会話』が、大学入試を目指す高校生向けの番組に変身
    (講師は『一億人の英文法』の大西泰斗先生)

等により、英語教育の早期化や、様変わりする大学入試への対応を目指している由。

 

f:id:gothefulldistance:20180320132810j:plain

NHKテキスト| NHK出版 より>

 

なお、『ラジオ英会話』のリニューアルに伴い、これまで講師だった遠山先生は、新たに『遠山顕の英会話楽習』という番組を担当されることに。

新番組の放送時間:月~水のAM10:30~10:45 / 再放送:月~水のPM3:45~4:00

土曜日には3回分まとめた再放送あり(AM7:50~8:35、PM9:00~9:45)

 

新番組表とテキスト

NHK番組表・2018年4月~(Eテレとラジオ第2の語学講座)

https://www2.nhk.or.jp/gogaku/gogaku2018_3.pdf

NHK番組テキスト(こちらで定期購読すると最大50%OFF)

 

NHKラジオと子どもたち

時代の要請や、公共放送としての役割ということを考えれば、若年層向けへと内容をシフトしていくのは、方向性としては正しいと思う。

ただ、水を差すようで悪いけど、「よし、英語勉強しよう」と自主的にNHKラジオを聞き始める小学生って、あまりいないと思う。

おそらく、親や学校の先生のすすめ(または強制)で聞くことになるケースがほとんどだろう。

とすると、理屈の上では、誰でも手軽に利用できるはずの学習素材でありながら、アクセスに格差ができたりしないだろうか?

あるいは、実際に番組を利用するのは、新たに課された英語教育に戸惑う先生たちで、子どもたちは間接的に恩恵を受ける、という構図になりそうな気もする。

穿った見方をしすぎだろうか?

 

NHKと『じっくり教養系』

NHKラジオ講座の若者向けシフトは、昨年度からすでに始まっていたように思う。

たとえば、『高校生からはじめる現代英語』や、5分間のラジオ番組とスマホアプリを連動した『ボキャブライダー』。

両番組とも、非常に勉強になるので、アラフィフの私も愛聴している。

その一方で、昨年春に終了した『英語で読む村上春樹』と『攻略!英語リスニング』に、今なお未練が残る。

というのは、いずれもNHKならではのじっくり教養系(年齢不問)の番組だったから。

必ずしも英語学習を目的としていなくても楽しめる番組内容で、かつ、本気で勉強する場合、予習がかなり大変だけど、その分、手ごたえもあった。

 

参考:

 

ちなみに今現在、そのさみしさは『1000時間ヒアリングマラソン 』で埋めている。

『攻略!英語リスニング』の柴原先生のコーナーがあって『攻略~』と共通した英語トレーニングができるのと、文学鑑賞のコーナーでは『英語で読む村上春樹』に通じる「一人読書会」的な楽しみがある。(参考:1000時間ヒアリングマラソンの謎と正体

とはいえ、NHKが元来、得意としていたはずの『じっくり教養系』がこのままなくなってしまうのは残念すぎる。

『高校生からはじめる現代英語』で勉強して英語力が上がった若者にとっても、次の段階として、そうした番組があった方がいいと思う。

いずれまた、どこかのタイミングで、じっくり教養系の語学番組を作ってもらえるとうれしい。

 

NHK出版にもリクエスト

それと、『英語で読む村上春樹』と『攻略!英語リスニング』の終了後、まとめ本が出たら購入しようと待ち構えていたのだけど、未だ出版される気配なし。

私も含めて、出版されたらぜひ購入したいと思っている人は、少なからずいると思う。

そのうち、1000時間ヒアリングマラソン のアルクの方が先にそういう本を出してしまいそうな気がする。

NHKもしっかり商売すればいいのに!

私は買うから!

 

関連記事

 

 

広告

広告