片づけの魔法がアメリカでも効いている
今週の『実践ビジネス英語』のテーマは"Hoarding Disorder"で、興味深い内容だった。
現在、アメリカでは、人口の2%から5%程度の人が『Hoarding disorder(ためこみ障害)』と呼ばれる、モノをためこんでしまう障害を抱えているとのこと。
その原因として挙げられていたのが、4つのD--death(死)、divorce(離婚)、disaster(災害)、dislocation(生活環境の変化による混乱)で、精神的ショックの大きい出来事がきっかけとなって、ためこみ障害に陥ってしまうことがあるそう。
アメリカでも片づけの魔法
ためこみに関連して、ビニェットの中で、はっきりと書名は出ていなかったけれど、『人生がときめく片づけの魔法』について言及されていた。
That reminds me, a Japanese expert's book about how to get rid of clutter became a bestseller in the U.S., didn't it?
(それで思い出しましたが、がらくたの山を処分する方法について、日本の専門家が書いた本が、アメリカでベストセラーになりましたよね)
<NHKラジオ 実践ビジネス英語 2016年 10月号 [雑誌] (NHKテキスト)>
↓そうそう! 数か月前、この記事を読んで、驚いたのを覚えている。
モノがたまって困るのは日本の住宅事情ゆえかと思っていたけど、問題の根っこは大量消費社会ということなのだろう。
私も数年前、この本を読んで、大量の『タンスの肥やし』を一気に処分した。こんまりさんの言うとおり、一気にやっつけたのがよかったのか、洋服類はその後、ほとんどリバウンドしていない。ただし、本棚とデスク周りは、なぜだかちっとも片付かないのだった。
耳に痛い格言
番組の語句解説で杉田先生が紹介していた格言が、耳に痛かった。
Cluttered desk is a sign of a cluttered mind.
(乱雑なデスクは乱脈な思考の現れ)
まったくその通りだと思う。
この機会に、片づけの魔法を英語で読み直すのもいいかもしれない。
書籍情報
The Life-Changing Magic of Tidying Up: The Japanese Art of Decluttering and Organizing
- 作者: Marie Kondo
- 出版社/メーカー: Ten Speed Press
- 発売日: 2014/10/14
- メディア: ハードカバー
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