らーめんてーぶる

Lamentable(残念な、ひどい)な英語からの脱却を目指して、地味に奮闘中。NHKラジオ講座、TOEIC、1000時間ヒアリングマラソンの学習記録と感想のブログ

広告


バトル・オブ・ザ・セクシーズ

今月の『1000時間ヒアリングマラソン 』に、現在上映中の『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』の特集記事があった。

 

もくじ

 

タイトルの意味は?

このタイトルだけ見ると、「いったい何の話?」と思ってしまうけど、ヒアリングマラソンの解説によれば、

The Battle of the Sexes=性差を超えた戦い

1973年に行われたテニスのエキシビション・マッチ。女性の権利を訴えていたビリー・ジーン・キングに対し、元世界ランク1位のボビー・リッグスが男性優位主義の立場から男女対決を申し出て実現した。テレビ中継もされ、大きな注目を集めた。単なる性差に関する問題以上の意義を持ったことから、本作中の日本語訳では「性差を超えた戦い」とされている。

<『1000時間ヒアリングマラソン 』8月号より>

 

そして、映画はこの実話を元に、テニス界の女王ビリー・ジーン・キングを『ラ・ラ・ランド』のエマ・ストーン、男性優位主義の代表ボビー・リッグスを『40歳の童貞男』『リトル・ミス・サンシャイン』のスティーブ・カレルが演じている。

 

 参考(映画の公式サイト):

 

ヒアリングマラソン特集記事の中身

特集記事は、以下の構成。

  • 映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』の世界(セリフの解説、ストーリーの文化的背景等)
  • 男女同権を目指すテニス界の歩み
  • エマ・ストーン&ビリー・ジーン・キングのインタビュー(音声・スクリプト付)

f:id:gothefulldistance:20180714154530j:plain

 

インタビューの感想とメモ

エマ・ストーンの受け答えは、率直で早口。

彼女の発言の中で「この単語、こういう風に使うのか」と腑に落ちたところがいくつかあったので、メモ。

(映画のラストで、ボビーとの試合を終えたビリー・ジーンがロッカールームで涙ぐむシーンについて)

I was thinking about that moment in all other scenes of the film, because I think that she has such strength and she holds it together, and it's all just right under the surface for most of the film, you know, that is, that sort of breaking point was...you have to earn that moment of finally seeing everything that's been happening underneath the surface this whole time.

(この映画で他の場面を演じているときも、ずっとこの瞬間のことを頭に置いていました。というのも、私が思うに、彼女はすごく強くてしっかりしていて、映画のほとんどの場面では激情をまったく表に出さずにいるからこそ、あんなふうに緊張の糸が切れる瞬間が…これまでずっと表に出ない部分で起きていたことすべてを、やっと目にする瞬間があっていいはずです。)

<語彙メモ>

  • hold it together:気をしっかり持つ、冷静さを失わない
  • under the surface:水面下で、表面に出さずに
  • breaking point:(ストレスなどによる)限界点、耐え切れなくなる瞬間

 

You know, the way she's play--all of that, you can't sit in the overwhelm of that.  And then, in that moment, after winning, it was pivotal to me.  Definitely, certainly as an actor, to know that this is where we were building to.

(彼女はーーあんなにいろいろとあって、そんあ重圧の中で落ち着いていられるわけがありません。そしてあの瞬間、勝利の後は、あれは私にとって非常に大切な瞬間でした。間違いなく、確かに、一俳優として、ここを目指して作り上げてきたのだという時間を得られたのは。)

<語彙メモ>

  • overwhelm:圧倒された状態(ここでは名詞のように使われているが、通常は動詞で「~を圧倒する」の意味)
  • pivotal:方向を左右する、非常に重要な
  • definitely:絶対に、間違いなく

 

ビリー・ジーン・キングは、論理的で説得力ある話し方が印象的だった。

I think women should only work 79 percent of the year or the day, and leave.  You know, we have to work until April--a year plus into April to be at, equal with the guy, what he made the year before.  So, something has to stop, and something has to start.

(私が思うに、女性が働くのは79%だけにすべきですよね。年間、もしくは1日のね。それで帰るんです。ほら、私たち(女性)は4月までーー1年に加えて4月まで働かなくてはならないんですよ。男性が前年1年間に稼いだ分と同額を稼ぐためには。ですから、やめなければならないことがあり、始めなければならないことがあります。)

*79%:同じ仕事をしても女性は男性の79%の給与しか得られていないというアメリカの統計を皮肉っている。

テニス界で四半世紀近くスター選手として君臨したビリー・ジーン・キングは、現在は社会活動家。

彼女の話をもっと聞きたいと思って探してみたら、TEDスピーチがあった。

こちらでもやはり、数字のデータを多用し、理路整然とした話しぶり。それでいて、熱い。すごい人だ。

 

 

映画の予習ばっちり!

今回の特集記事で映画の舞台背景を予習できたので、実際に映画を観たら、ストーリーにすんなり入って楽しめそうな気がする。

まずは映画館で見たいけど、セリフがおもしろくて勉強になりそうな感じなので、DVDで英語のスクリプトを全部確認したいなぁ。

こうして毎月、見たい映画や読みたい本をどんどん増やしてくれるヒアリングマラソン、なかなか罪作りな教材なのだった。。

 

関連記事

 

ヒアリングマラソン公式サイト

旬の英語素材を毎月お届け。1000時間ヒアリングマラソン

 

【参考】

 その他、コンテンツ内容が異なるコースとして、

 等あり。

 

広告

広告