らーめんてーぶる

Lamentable(残念な、ひどい)な英語からの脱却を目指して、地味に奮闘中。NHKラジオ講座、TOEIC、1000時間ヒアリングマラソンの学習記録と感想のブログ

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ロイヤルウエディングで幸せな英語を学ぶ

1000時間ヒアリングマラソン 』5月号より。

特別企画1『華麗なる世界のロイヤルウエディング』に、5月19日挙式予定のヘンリー王子&メーガン・マークルのインタビューが音声+解説付きスクリプトで収録されていた。

 

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もくじ

 

幸せにあやかって英語学習

イギリスの王子とアメリカ・カナダで活躍する女優というカップルは、英語学習者にとってもうれしい組合せと言える。

婚約の報道があった時に、ネットでインタビュー映像を見て、なれそめのエピソード等、ひととおり情報としては知っていた。

がしかし、ヘンリー王子の英語を聞き取るのがむずかしくて、「たぶんこういう内容のことを発言しているのだろう」と想像で補っていた部分がかなりあったので、今回、音声とともにスクリプトと解説を見て、だいぶすっきりした!

 

勉強になったポイントとしては、

  • 愛と結婚、人生の選択に関する英語表現
  • イギリス英語とアメリカ英語の違い
  • センシティブな事柄に関する言葉の選び方

など。

以下、印象的だった言葉と覚えておきたいことのメモ。

 

ハリー王子語録

※英語圏ではPrince Harryという通称で呼ばれることが多いようです。

※インタビューのスクリプトは、ハリー王子の言い淀みや言い間違いもそのまま文字に起こされています。

The fact that I fell in love with Meghan so incredibly quickly was a sort of confirmation to me that, that everythi-- everyth-- all the stars were aligned.  Everything was just perfect.

(信じられないほどあっという間にメーガンと恋に落ちたという事実が、僕にとっては、運命の星に導かれているということを証明しているようなものでした。すべてがピタリとはまったのです。)

  • confirmation:確認、立証
  • all the stars are aligned:すべての星がいい位置に並んでいる、幸運がめぐってきている

「運命の星に導かれて」なんて、いっぺんでもいいから言われてみたいものだ。。

 

もっとも、ロイヤルカップルの宿命として、シンデレラストーリーの先には、生涯にわたる『ご公務』が待っているわけで、その点においてもメーガンさんはぴったりのパートナーだったよう。

I know the fact that she'll be really unbelievably good at the job, er, part of it as well is obviously a hu--huge relief to me, because she'll be able to deal with, with everything else that comes with it.  We're a fantastic team.  We know we are.

(彼女なら公務部分もとても素晴らしくこなしてくれるはずだと確信できるのが僕にとっては大きな安心です。彼女なら結婚に伴うほかのどんなことにも対処できるでしょうから。僕らは最高のチームです。その確信があります。)

二人の出会いは、共通の知人である女性に引き合わされて、とのことだけど、この女性(彼女のプライバシーのために名前は明かせないと言っていた)のコーディネート力、すごすぎる。

 

そして、インタビューの中で、いちばん印象的だった言葉は、もしダイアナ元皇太子妃が存命だったなら、メーガンさんのことをどう思うか?という質問に対して、ハリー王子が言った、

Ah, they'd be thick as thieves.

(ああ、大親友になっていたと思いますよ。)

  • (as) thick as thieves:とても仲の良い、隠し事のない親密な仲で。
    thickは「仲の良い、親密な」の意で、thievesはthief(泥棒)の複数形。
    「秘密を共有する泥棒たちのように固い信頼関係が構築されている」ということ。

この表現、初めて聞いたけど、泥棒どうしの信頼関係だなんて、何だか秘密めいていておもしろい言葉だ。

ユーモラスなこの言葉に、ハリー王子の喜びと照れと亡き母への思いが込められているのかな、と想像して、ちょっとしんみりしてしまう。

 

センシティブな表現

インタビューでは、センシティブな事柄に関する質問もあり、そういう場合の言葉の選び方が勉強になった。

それと、イギリス英語とアメリカ英語のつづりの違いも。

And some of that scrutiny was centred around your ethnicity, Megan.  When you realised that, what did you think?

(そしてその手の詮索の中にはあなたの民族性をめぐるものもありましたね、メーガンさん。それに気づいたとき、どう思われましたか?)

  • scrutiny [skrúːtəni]:精査、詮索
  • ethnicity [eθnísəti]:民族性、民族的帰属(状態)
  • be centred around:~を中心とする、~をめぐって展開する
    (centreはイギリス式つづり。アメリカ式ではcenter
  • realise:~に気づく
    (realiseはイギリス式つづり。アメリカ式ではrealize)

 

Meghan, while your parents must be happy for you, do you think they have worried at all about the scale of that you're getting into?

(メーガンさん、ご両親もお喜びのことでしょうが、あなたが身を投じることのスケールの大きさに心配なさっていると思われますか?)

  • while:~ではあるものの、~とはいえ、しかし一方
  • get into:(困難や争いなどに)足を踏み入れる、(組織などに)参加する、受け入れられる

 

まとめと今月号コンテンツ

ロイヤルウエディングの幸せにあやかれるかどうかはさておき、すごく英語の勉強になったのは間違いない。

 

なお、今月号はこの他にも、

  • 翻訳家・柴田元幸氏による『大人のためのハックルベリー・フィン入門』(+別冊付録と朗読音声)
  • 英語圏における現代天皇制研究の第一人者・ケネス・ルオフ氏のインタビュー『皇室の未来を考える

が特に読み応え・聞き応えのある内容だった。

ロイヤルウエディングの後で、日本の天皇制について自分があまりにも無知なことを知る。

関連して読みたい本が増えてしまって大変だけど、それもまたうれしい。

学びの具がてんこ盛りの1000時間ヒアリングマラソン 、やっててよかった!

 

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ヒアリングマラソン公式サイト

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【参考】

 その他、コンテンツ内容が異なるコースとして、

 等あり。

 

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