『英作文のトレーニング』(Z会)がすごくいい!
英語で簡単な文章くらいは、書けるようになりたい!
と思って、少し前から、地味に練習を開始した。
(これまでの悪戦苦闘の様子⇒ これ英語で言える?私は言えなかった!)
そもそも問題は
どうしてちゃんと書けないんだろう?
というか、これまで英文のライティングなんて、ほとんどまともにやったことがないわけで、そもそも基本的なトレーニングがどうしようもなく不足しているのだった。
なので、まずはどんどん数をこなしていかなければ、と思っていたところ、この本を発見!
実は受験対策本
この本『[必修編] 英作文のトレーニング』、Z会が出している大学受験対策の問題集(かつ参考書)なのだけど、英作文の例題100問に、それぞれ懇切丁寧な解説がみっちり記載されている。
『生徒』が陥りがちなポイントが、文法解説とともにわかりやすく説明されていて、英米のネイティブスピーカー目線でのニュアンスや類語の解説もあり。
例題1つにつき、解答例が2文出ているので、構文のバリエーションや、言い換え表現もカバーできていい感じ。(※TOEICでも言い換え表現は重要!)
さらに、例題100問に加えて、重要表現を含んだ暗唱例文100も別冊でついている、という充実ぶりで、トレーニングには最適だと思う。
この内容で、本体価格1,200円って、すごいよね?
日頃、TOEIC対策の問題集なんかは、けっこうまめにチェックしていたけど、こういう受験対策本って、盲点だった。
例題の例
ちなみに、本来の想定読者が受験生なだけに、例題の中には、こんな一文も。
浪人生活を初めて1か月になる。去年もっと一生懸命勉強していたなら、今頃は大学生なのになぁ。
なんだか、受験生でなくても身につまされるような文だけど、それゆえ、後悔の念に感情移入して、仮定法における時制の使い方が腑に落ちる、という効能はあった。
浪人 in English
なお、解説によれば、英語には『浪人』にぴったり一致する概念がないため、『再受験するために勉強する』のように説明的に書くしかないとのこと。
というのは、欧米には日本のように、大学受験に失敗して翌年に再受験するまで勉強するという慣習がないそうで、
アメリカの大学の合否判定においては、入学試験の結果だけでなく、日本以上に高校での成績や課外活動などでの評価に左右されるのです。そのため、いくら入学試験でいい点が取れても、最終的な合否が変わらない可能性が高いので、再受験はしないのが一般的ですね。
<[必修編] 英作文のトレーニング(アメリカ出身ネイティブスピーカーによるコメントとして)>
こんな『へー!』な記述も時々出てくるので、解説を読み進むのも苦にならない。
※例題の解答例は、次のとおり。
<解答例①>
It has been one month since I decided to retake the university entrance exams. If I had studied harder last year, I would be a university student now.
<解答例②>
One month has passed since I failed the college entrance exam and started studying for next year. If I had studied harder last year, I would be studying at college now.
『浪人』の説明的な言い換え、なるほど、と思う。
トレーニング進捗状況
というわけで、この本を使って、目下、トレーニング中。
- 例題の日本語を見て、まずは自力で英文を書いてみる
- 解答例を確認
- 解説を熟読
というステップを繰り返して、今、67題目までいったところ。
100題ぜんぶ済んだら、もう1周、おさらいをする予定。
これだけ例題があれば、初歩的なつまずきポイントは、ひととおり網羅されているんじゃないかと思う。
※リアル受験生にはもちろん、そうじゃない人にも、かなりおすすめ!
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