泳ぐナマケモノ
フランス語の勉強中、思わぬトリビアに遭遇する。
もくじ
ナマケモノの生態
仏検3級(過去問)の長文読み取り問題に、こんなくだりが。
Connaissez-vous le paresseux*?(中略)Il est petit, marche très lentement et nage bien.
(あなたはナマケモノを知っていますか?(中略)ナマケモノは小さく、ひじょうにゆっくりと歩き、泳ぐのがじょうずだ)
*paresseux [paʀesø]:ナマケモノ
ええっ?! ナマケモノって泳げるんだ。
泳いでる姿、ぜんぜん想像できない。。
泳ぐナマケモノ動画
気になるので調べてみたら、泳ぐナマケモノの映像を発見!
すごい! 本当にスイスイ泳いでる!
腕が長いから、ひとかきするごとに、けっこう進むようだ。
(ナマケモノ自身には、早く泳ごうという意思はなさそう)
木から降りるのは週1回
あと、泳ぐ以外にも、
Il ne descend qu'une fois par semaine des arbres.
(ナマケモノは週に1度しか木から降りない)
というのも衝撃的だった。
一週間木に登ったままって、長すぎやしないか?
でも、それがナマケモノの生き方なのだろう。
(参考:ナマケモノ - Wikipedia)
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日英仏ナマケモノ
ちなみに、『ナマケモノ』なんて失礼な名前で呼んでいるのは日本語だけかと思ったら、英語・フランス語を見る限り、動物のナマケモノを指す言葉に「怠惰、怠けること」という意味もあり、日英仏いずれの言語圏でも怠け者扱いされている模様。
なんかちょっと気の毒な気がする。
参考:
- 英語:sloth [slɔ́ːθ]
- 仏語:paresseux [paʀesø]
仏検対策とナマケモノ
泳ぐナマケモノの衝撃で吹き飛んでしまったけど、上記の問題文は仏検公式ガイドブック(3級)に掲載されていたもの。
春季の仏検(6月17日)受験にあたり、仏検公式~は、2018年度版(最新)と2013年度版(ナマケモノの問題あり)の2冊をやった。
それぞれ前年の試験問題+過去数年分の問題を抜粋して掲載しているので、最新版の他に5年前くらいのをやっておけば、問題の重複なく、近年の出題傾向をひととおり押さえられるだろう、という目論みだった。
ナマケモノに出会ったという点ではラッキーだったけど、そのチョイスと学習が効いたかどうかは、仏検の結果を見てみないとわからない。
どうかいい結果が出ますように。。ナマケモノに願掛けしたら、効くだろうか?
◆仏検公式の最新版(2018年度)
実用フランス語技能検定試験 2018年度版3級仏検公式ガイドブック 傾向と対策+実施問題
- 作者: フランス語教育振興協会
- 出版社/メーカー: フランス語教育振興協会
- 発売日: 2018/04/01
- メディア: 単行本
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